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一かも瓜を内のかたよくすき申候又青
きかたもすき申候但青き色を少残
たる能候右あさ瓜の厚(あつ)さに拵(こしらへ)きざ
み酒に漬置候へはちゞまり候てかたく
なりつねの瓜に少もちかひ不申候扨
りやう理はいかやうとも望次第に仕候
つねの瓜に少もちがひ御さなく候
あさ瓜(ふり)持様
一 瓜(ふり)を四つにわりさなごを取よく
あらひ風にふかせしめりをかはかせ申候
一たうふのかす塩(しほ)すこし入小
きり見ればたんごになるしほかげ
んなりさて右のかす一 重(え)ふり
て其上にすれあはぬやうに右の
瓜(ふり)をならべ其上にかすを又ふりて瓜を
置次第〳〵に如_レ此ならべ風をひかぬやうに
ふたをして置也いつ迄も色あをく時
節(せつ)のごとくにて居(ゐ)申候
○柿(かき)持様
一 木練(こねり)にても木ざはしにても青く未(いまだ)
じゆくせざるしぶけのつよき時取おなじ
柿の葉にて能 包(つゝみ)柿の見えぬやうにわら
にてくゝり其上をわらのつとに入て
柿ひとつ〳〵に上下をくゝり柿とかき
すれあひ申さぬやうにつゝむつとはあつ
くもうすくもなきほど柿の皮の
上へ見えぬやうにいたし陰(かげ)につり置申候
尤 雨露(あめつゆ)のかゝる所能々いむべし