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合類日用料理抄 - 翻刻

合類日用料理抄 - ページ 71

ページ: 71

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 久敷もち申候 赤(あかく)色付たる柿は久敷  もち不申候成程色青き柿(かき)をはやく取  申包置候    ○茄子早(なすびはや)なりの方 一当秋なりたる茄子の木を抜(ぬき)申さず其  まゝ置こもにて能(よく)包(つゝみ)其上に又わらの  やねを拵(こしらへ)雪(ゆき)霜(しも)の気(き)をよく〳〵覆(おほ)い  置申候春へ成目を出し葉を生(しやう)して  つねのなすびの時分より一月もはやく  出来してしかも風味よく候    ○白(しろ)水取様法 一今世間に白水を取に一番白水を用ゆ  大きなる誤(あやまり)也一番は油気(あぶらけ)つよくして  毒(どく)甚(はなはだ)し二番三番の水を用ひ  てよし松 茸(たけ)ごぼう大 根(こん)なすびなど  切て当(たう)分 積(つけ)置白水の事なり白水  のどくの事 時珍(じちん)が本草(ほんざう)かうもくにく  わし本草の説(せつ)を取て爰に記(き)す  △雑(さう)之類    ○柚(ゆ)へしの方 一 道明寺糒(だうみやうしほしい)いかにも細(こまか)なるよし 一みそ《割書:すりて| 二いろ等(とう)分》一白さたう少入  右三色 生醤油(きじやうゆ)にて能ほどのかげんに  ねり合申候さたうの入かげんは好しだ  い柚(ゆ)の拵(こしらへ)やうはゆみそ仕ごとくふたを  切 実(み)を取内をぬる湯(ゆ)にて能 洗(あらい)すき  とふき右の合物を柚に七分め入ふた  仕むしかげんは中迄能火の通り申候