翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

合類日用料理抄 - 翻刻

合類日用料理抄 - ページ 72

ページ: 72

翻刻

 程むし申候但影 干(ほし)に仕つぼに入置  候へはいつ迄も同かげんにてゐ申候九  年母にても仕候也    ○凝(こゝり)ところてん 一 寒(かん)の内に藻(も)の白き所計をいくたびも  能洗大 釜(がま)に入白水の三番をひた  〳〵ゟ多ク入候てせんじ右の藻(も)とけ  申時すいなうにてこし申候桶に入置  候へばかたまり申候かすあらば何べんも  煮申候かたまり候ところてんを長サ  三四寸 厚(あつ)サ二分ほどに切能寒申夜  外へ出し一夜置候へば右のことくに凝(こゝり)  申候ひなたへ出し四五日も昼夜(ちうや)外に  置候へば後(のち)に渋紙(しぶかみ)のやうに成申候凝  申候内さい〳〵水をかけ瀑(さらし)候へは白ク見事  に成申候能 干(ほし)切候時取入候多少にて  もかゝり候へばあしく成申候料理の時  は水にて洗細に刻(きざみ)酒にても酢(す)み  そにても又汁へも入 吸(すい)物に仕候時は  切候て成共其 侭(まゝ)成とも水にて洗(あらひ)椀(わん)へ  入其上へ汁(しる)を入申候 鍋(なべ)へ入候へは解(とけ)申候    ○蒸茸(むしたけ)の方 一 笋(たけのこ)真(ま)竹にてもは竹(ちく)にても新敷(あたらし)  を皮ながら大 釜(かま)に立置すり糠(ぬか)を釜  の中ヘ入笋こけ不申候様 詰(つめ)水を釜八  分め程入かまの上に桶をふたにし息(いき)  の出不申候様にして二時も三時も  火をそろ〳〵とたきむし煮(に)に煮申候