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釜の口一はい程笋立候て猶よく候能
むせ候時取出し板の上にておしひ
しぎ其後立かけて雫(しづく)を能たらし
置申候廿日 余(よ)も悪敷(あしく)成不申候上か
び候ても中は少も不(くるし)_レ苦(からす)候料理の時は
其まゝあへ候ても指身(さしみ)にも煮物に
も汁にも能候
○煮山椒(にざんせう)の方
一 粒(つぶ)山椒《割書:壱升|》 一みそ《割書:五合すりて|》
一しやうゆ《割書:壱升|》
右三色 鍋(なべ)にてあげほいろにて炒(いり)上
徳利(とくり)へ置申候
○煮大豆(にまめ)の方
一 黒(くろ)まめを能洗四五日日に干(ほし)て醤油(しやうゆ)
を大豆(まめ)とひた〳〵に入すみ火の上にて
そろ〳〵と煮(に)申候さい〳〵しやくしに
てかき廻(まは)し大 形(かた)にえ候時白さたうを
少入 甘(あま)みをつけ申候其後も切候かき廻(まは)
し申さたう入候て後は猶以火のよ
はきが能候 醤油(しやうゆ)につまり申時上ケ申候
火つよく候へはあしく候まめかた過候へは
前かど少日にほし申也
○いろりの仕様
一 法論味噌(ほろみそ) 壱升 一 昆布(こんぶ) 二枚
一みそ 壱合 一 串柿(くしかき) 十
一 醤油(しやうゆ)少味に入
右五色せんじこし粕(かす)を捨申候
○麦(むぎ)めしの方