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こもに包(つゝみ)置候家の内に 釣(つり) 置候鮭一ツ
の子にては 少(すくなく) 候故 鮭(さけ)一尺に二ツ三ツの
子を 取 集(あつめ )申候
〇越後(えちご)子籠
一 鮭(さけ)十本に付塩壱斗を水壱斗二升の
中へ入能もみ砕(くたき) ちりをこし此水一斗
に成候程せんじ能さまし此水の中へ
鮭を漬候鮭のわたを 取子 少(すくなく)は別(べつ)の
子を交(まぜ) 子のぬけぬやうに薄身(うすみ)の所
を糸にて縫(ぬい)右の水の中に七日漬其
後取上三所程 細(ほそ)なわにて結(ゆひ)候ても
又くる〳〵といかにも縄(なは)を付日 影(かげ)につ
るし候 和(やはらか)にせんと存候へば十日ほどにて
も能候 堅(かたく)せんと存候へは廿日丗日もつるし申候
〇子なし鮭の塩引《割書:奥州(をうしう)|》
一 鮭(さけ)腹(はら)をあけ内外(うちそと)ゟ塩をしてこもに
包(つゝみ)七日置八日めに塩を洗落(あらひをと)し家の
内に釣(つり)置候塩引をかたく仕候には風にふ
かせ申候 和(やはらか)に仕候はこもに包申候
〇越後(ゑちこ)鮭(さけ)の披(ひらき)
一水壱斗二升に塩壱升入能もみくだき
水一斗に成候程 煎(せん)じ能さまし鮭
を披(ひらき)右の塩水の内へ入四五日程置其後
取あげ日 影(かげ)にかたまり候ほど釣(つり)置申候は
やく給候には三日ほど塩水につけ申候
○越後 甘子漬(あま こつけ)
一鮭の子能つまりたるをいかにも疵(きず)の
付ぬやうに袋(ふくろ)共に取出し裏表(うらおもて)より