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合類日用料理抄 - 翻刻

合類日用料理抄 - ページ 82

ページ: 82

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 薄霜(うすしも)ほど塩を付つぼへ入 直(すぐ)にならへ置候  久敷置候にはうす霜よりは塩を増(まし)し  乍(なから)_レ去(さり)殊外(ことのほか)しほきく物にて候    ○越後(ゑちご)筋子(すじこ) 一水壱斗二升に塩一斗入 煎(せん)し能さま  し鮭(さけ)の子 袋(ふくろ)の損(そんじ)不申様にいたし  右の塩水に付二時程置其 侭(まゝ)取上つぼ  に入二三日も置候へば堅(かたまり)申候時うすく  わらをあて風 吹(ふき)に置 料理(りやうり)の時切て  酒をかけ出し申時    ○塩 鮭(ざけ)の持様(もちやう) 一塩 鮭(ざけ)春へ成候へは塩吹出申候其 侭(まゝ)置候へ  ばそれからくさり申候 早(はやく)白水にて内外(うちそと)  能洗 捨(すて)風すきに干(ほし)置申候身かたき  はひきつき酒をかけてよし    ○鯨(くじら)の塩 漬(づけ) 一 寒(かん)の内に新敷(あたらしき)鯨を喰(くふ)て見 和(やわらか)なる  を漬(つけ)申候身鯨は手の平(ひら)ほどづゝに切 皮(かは)  は四五寸四方程に成とも夫(それ)ゟ 細(ほそく)成とも  切いかにも塩を沢山(たくさん)にすれあわにやうに  鮨(すし)を漬(つけ)申ごとくおしつけふたの上に押  置申候身と皮(かは)と別(べつ)の桶に漬(つけ)申候塩水  たまり申物にて候其時おしゆるめ候ても  其 侭(まゝ)にても不苦候取出候時竹箸ニ  て取出候中ヘ手を入候へば鯨色 替(かはり)申候  塩水 少(すくなく)候はゝ塩水仕入申候    ○鮎甘漬(あゆのあまつけ) 一黒米 常(つね)の食ゟ少 強(こはく)し桶の底(そこ)へ右の