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合類日用料理抄 - 翻刻

合類日用料理抄 - ページ 85

ページ: 85

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一田作より小キ鰯能候 尾先(をさき)持 逆(さかしま)にしごき   候へばうろこ腸(わた)頭(かしら)迄とれ申候それを能々  洗からし酢(す)に塩をまぜあへ申候    〇あへて久敷 不(そん)_レ損(せざる)膾 一何 魚(うを)成とも塩と酢(す)と計にてあへ其 酢(す)  に其 侭(まま)浸(ひた)し置候へは半日過ても不(ず)_レ  苦(くるしから)候出しさまに酢(す)をひた〳〵ゟ 少(すくな)めに  すて酒を沢山(たくさんに)さし時により水を加(くは)  へてもよし又 酢(す)の中ゟ魚をとり出し  酒計にてあへ候ても能候  △指身(さしみ)の類    〇鰹(かつほ)の指身 一 鰹(かつほ)常(つね)のごとく湯(ゆ)をかけて成とも又其  侭成共作り古酒(こしゆ)に塩をいかにも少 加(くは)へ作(つく)  たる魚にかけ一時も置取出し盛(もり)申候  又右のことく酒に積(つけ)置候へは二日ほども魚(うを)  さがり不申候    〇鮎(あゆ)の差身(さしみ) 一壱寸二寸三寸の鮎を頭(かしら)を取三枚におろ  し中うちを捨(すて)ずに塩(しほ)を少入それに  て洗 蓼酢(たです)みそかからし酢みそにて  よし三枚におろしさまに尾(を)のかたを  切はなさずに中うちを取てよし    〇鯉(こひ)の水作 一子のなき鯉をいかにも薄(うす)ク作リ井置(くみたての)水  に塩を少入二三 返(へん)も洗(あらひ)鯉の身はぜ  申ほど洗水けをしぼり身のちゞみ申  やうにいたしいり酒に酢(す)を加(くは)へ候ても