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翻刻
○はんへん
一山の芋(いも)《割書:一盃すり| て》一たうふ《割書:一盃同|》
一 魚(うを) 《割書:六分すり| て》
右三色能すり合塩加て料理(りやうり)好(このみ)次第
△鳥(とり)の類
○鳥鱠(とりなます)
一 鳫(がん)にても鴨(かも)にても身を二ツ三ツに切へ
ぎ油 皮(かは)を去成ほど細(ほそく)作あたゝめ酒に
て一へん洗(あらひ)酒を捨(すて)酢(す)は鳥のとりがら
を入せんじ少さまして右の鳥に
かけあへ申候わさび花がつほ入レ申候
魚(うを)少まぜてよし
一 冬(ふゆ)の鱠にはあたゝめてもよしあたゝめ
すにも少いり酒を加(くはへ)たるよし
一夏の鱠(なます)は鯉(こい)鮒(ふな)の外はいり酒少も悪
敷候酒と水と計 加(くは)へてよし
○鳥 生皮(なまかは)の料理(りやうり)
一 鳫(がん)にても鴨(かも)にても油(あぶら)皮(かは)を付なから
成程 細(ほそく)作(つくり)身のあつき所はへぎ候て
ほそく仕候 鍋(なへ)に出し醤油(しやうゆ)酒 酢(す)少是
をさつとにやし能にえ候時火の上ゟ
あげ右の鳥を入レ候汁はひた〳〵のかげん
に成ほどに積(つも)リ初(はじめ)より鍋(なべ)へ入申候鳥を入
候てゟ 煮(に)不申候わさび沢山に入かきまは
し候鳥はいかにも薄(うす)クほそくつくり候故
よきかんににえ和(やはらか)に成申候
○ゆで鳥
一 鳫(がん)鴨(かも)水計にて煮(に)候て取上能かんに切