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又つぼへ入風のひかざるやうに口を仕七
日八日ほど過て能候又小鳥も同前に候
鳫(がん)鴨(かも)新敷(あたらしき)を料理につかひ其どう
がらを不漸にいたし候て能候
○鳥 醤(びしほ)
一 鶫(つぐみ) 百 粕(かす)に塩 喰(くい)かげんにま
せ廿日 漬(つけ)申候何鳥にても不(くるし)_レ苦(からず)候
一餅米《割書:白米五合|から色ニいり粉にス》一 麹(かうじ)《割書:五合上ニ同シ|》
一 陳皮(ちんひ)《割書:少同断|》
右の小鳥 粕(かす)より取出し能たゝき古
酒にて見合に練(ねり)十日計置用ル也
○又鳥 醤(ひしほ)
一 鶉(うづら)にても雲雀(ひばり)にても成程塩つよく
仕十四五日置申候其後右の鳥 足(あし)頭(かしら)骨(ほね)
皮を成程 細(こまか)にたゝき二盃にかうじから
色に炒(いり)粉にして一 盃(はい)入 味醂酎(みりんちう)ニ候てかき
申候 鴨(かも)雉子(きじ)仕(し)様も右同前大きなる
ほねは去(さり)申候扨 乾(かわき)申鳥には酒 沢山(たくさん)に入申候
○鳥 法論味噌(ほろみそ)
一 寒(かん)の内に雉子(きじ)鳩(はと)其外小鳥にても身
はいかにも細(こまか)に作(つく)り骨(ほね)は成程 細(こまか)にたゝき
みそを能すりて酒と水とにてゆる
くのべ鳥とみそと当(とう)分にまぜ鍋(なべ)へ入
炭(すみ)火をゆるくしてそろ〳〵とかき
まはし煮(に)申候 破(わり)山 椒(せう)黒ごま其外何
にても加(くわへ)申候二 時(とき)も三時もいかにも静(しつか)
に煮(に)上申候ゆだんなくまはしこげつき
不申候やうに仕候其後ほろ〳〵と成申候