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合類日用料理抄 - 翻刻

合類日用料理抄 - ページ 97

ページ: 97

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一 烏賊(いか)の黒(くろ)みの水のことくなるほど洗  捨(すて)かうを抜(ぬき)かたまりたる黒(くろ)みをは其  侭(まゝ)置 切(きら)ずにうすだれにて能 煮(に)扨  筒(つゝ)切にして其 侭(まゝ)右の汁の内へ入てもよし    ○烏賊(いか)の子(こ)煮物 一いかの腹(はら)あけてみれば白クかたまり  申物有是を取二ツ三ツに切煮物に  一段よき物なり    ○蛸南蛮煮(たこなんばんに) 一 蛸(たこ)能 洗(あらひ)板の上にて摺(すり)米にて能たゝ  きやはらげ心次第に切て酒計にて  久敷 煮(に)候へば成ほど和(やわらか)に成申候其上へ  醤油をさし又 煮(に)て其後取出し心  次第に切汁なしに出し申候わさび生(せう)  が鮓(す)かけてよし    ○蛎(かき)のあへ物 一 蛎(かき)串(くし)にさし焼(やき)て後うす醤油(じやうゆ)にて  にしめ能 雫(しづく)をたらしくろこま芥(け)  子(し)みそわさび此三色にてあへ申候    ○蛎(かき)の吸(すい)物 一 鍋(なべ)に塩を煎(いり)付其塩を取上蛎を二  ツ三ツ鍋(なべ)へ入すりつぶし扨 蛎(かき)に水  ひた〳〵に入一 沫(あは)にて右のいりしほかへ  申候時によりいかにも少 醤(しやう)油をくはへ  尤酒をさし申候    ○蛤(はまぐり)の吸物 一 蛤(はまぐり)のむきみを手の内にて少 汁(しる)をし  ぼり扨酒と水と等分(とうぶん)に入酒くさく