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合類日用料理抄 - 翻刻

合類日用料理抄 - ページ 98

ページ: 98

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 なき程に能 煮(に)申候 焼(やき)塩にて仕立(したて)候    ○生海鼠(なまこの)吸(すい)物 一なまこ二ツにわり洗(あらい)大キに切 銅鍋(あかゝねなへ)に  て炒(いり)ぬる湯に漬(つけ)置申候扨出し申時  煮汁(にしる)能かげんに錮にやし置わんに  柚(ゆ)の輪(わ)敷て其上へ右のなまこ入  煮(に)汁かけ其まゝ出し申候其置に芹(せり)  など置ても能候    ○鮭(さけ)の煎(いり)物 一 鮭(さけ)の腸(わた)同中うちこそけてつみ入  鮭のうす身ほそく作(つくり)子半分は其まゝ  半分はすりて煎(いり)酒に水をまぜてに  へし其中へ右の色々入て鳥こくせ  うのやうにねんばりと拵(こしらへ)申候すみ火    ○夏の凝魚(こゝり) 一 鯉(こひ)鮒(ふな)にても又 精進(しやうしん)物にてもたれ  汁にて煮(に)申候煮申時其中ヘところ  てん四 角(かく)成を五ツほど入申候能 煮(に)候て  鉢(はち)へ入水にて冷(ひやし)申候    ○たゝき鮑(あわび) 一 蚫(あわび)を葛(くづ)水に漬(ひたし)置其後 葛(くづ)を蚫(あわび)に能  もみつけたゝき申候成程能そろ〳〵と  たゝきてよし扨むし貝(がい)にも煮貝(にがい)  にも又酢貝ふくらいりにも能候    ○又たゝき蚫 一 女貝(めがい)よしからをはなし腸(わた)を取 板(いた)  の上にてすり木にてたゝきでんがく  のことく焼(やき)ても煮(に)物にもよく候