翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

腹内窺機関 2巻 - 翻刻

腹内窺機関 2巻 - ページ 10

ページ: 10

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[つゝき] ほつと いきをつきて ちくあんおもふやうむかし ばなしのうはばみにのま れし人はかういふもので あらふかと思ひながら たどりゆくにひとつ のひろのへ出たり と見ればかたはらにほうじくいありて 右はぼうこうの池左り疝(せん)しやくいたみの介りやうぶん としるせりちくあんこれを見て左りの道へ坂をくだり 見ればいたみの介がやしきと見へてりつはなる門がまへあり やう〳〵たどりゆきもんのそばへたちよりもんばんにむかひ わたくしは信しう水田のものでござりますがめづらしき からくりのいとにひかれこれまでまゐり ましたが道がしれいでなんぎいたし ますどうぞいちやのやどりを おかしなされてくださりませと いへばもんばんとつくとあらため さて〳〵ふしぎな事だ 人でもうをでもあをもの でもほうてうめは もちろんいづれ はのあとがあるはづ なんぼあたまが まるいとて そのみそのまゝ まるのみとは うはばみりやう ではあるまいし よつほどめづらしい 事だそしてまア 手めへは何しやうばいじやと たづぬればこゝぞとちくあん せきばらひしてぐろう事は もろこしぎばへんじやくがおとしだね▼▲ 【右丁下】 ▼▲はるか此日のもとへわたりし丹波の 雅志(まさたゞ)がこういんにやぶ竹庵といふ いきやくしなりといへはばんにん 大きにおどろきイヤ此 せかいにてはいしやや やくしは大きんもつ なりさすればひと ばんの事は おろかはんとき なりともおく ことならず [次へ] 〽がつてん ならねへ 〳〵 〽どうも わりい さけだ かんろ ゑん でも くれば いゝ 【左丁下】 〽おれが かん にん しても ▲むしが せうち しねへ