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[つゞき]
その
よし
おかみへ
申しあげんと
にこ〳〵ものにて
おくの方へ入れば
竹庵は心の内に
さて〳〵ぢごく
のさたも金
しだいといふが
はらのうちでも
やつぱりおなじことだと
かんしんなしむ
かくてもんばんはうはやくの
むなさきつかへもんをもつて
とのさまへ申しあげしに
たいこもちとあらば此方へ
よびよせいとのぎよい
さつそくちくあんをやしき
のうちへともなひける
ころしもりんうふり
つゞきたるしせろとき
ならぬふじゆんのじこうに
せんしやくりやうは時こそ
きたれともんばんながや
さむらひべやけんくわこう
ろんおびたゝしくのゝしり
さわぐを見てちくあん
ふくちうかくのごとく
なればいかさま人〴〵
せんしやく
にて〼
なんぎするも
ことわりなれと
心にうなづき
おく人いたり
とのさまの
あひてになり
おどりはねて酒をのみ
ゐたるところへごちそうしん〳〵と
よばはつて
うけ来るは
ここうのふくしん
のど元つば呑いき
つぎあへずごぜんに
ひれふしこの
ごろせんしやく殿の
わづらひもつぱら
なることころに
いつくよりかは
くすりの大ぶく
のんどのせきを
うちやぶりてきのはたは
ごめんと見へきくの
御もんに三日月の
はたをひるがへし
しんしう上田の
やくしゆだな
うんの町のぢうにん
松屋伝八郎さし元の
かでんふりだしせんじのみよしを
はじめとしてあまたのやくしゆども
むなさきの原にみち〳〵たり
ごようじん〳〵とぞごんじやうす
いたみの介これをきゝてさては
かねてきゝおよびししんしう
上田原山堂のかでんせんしやく
湯ときこへしめいやくせめ
きたりしとおぼえたり[つぎへ]