翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

腹内窺機関 2巻 - 翻刻

腹内窺機関 2巻 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

昔(むかし)唐山(もろこし)張(ちやう)の 国(くに)に文中子(ぶんちうし)と いふ名医(めいい)あり或時(あるとき) 応声虫(おうせいちう)を病者(やむもの)あり この病(やまひ)は其(その)病人(やむひと)のいふ 程(ほど)の事(こと)を腹中(ふくちう)にて答(こた)ふる也 文中子(ぶんちうし)爰(こゝ)に おいて 本(ほん) 草(ざう)を 開(ひら)き 病人(びやうにん)をして薬(くすり)の 名(な)を読(よま)しむ果(はた)して 藍(あい)と雷丸(らいぐわん)にいたつて口(くち)に いへど腹中(ふくちう)にてこたふることなし 文中子(ぶんちうし)藍(あい)と雷丸(らいぐわん)を  服(ふく)さしめて其病(そのやまひ)      遂(つい)に       治(ぢ)す 【紙面左上 丸額】 医者 意也 【紙面中央下部】 肉桂 大黄