琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球人来朝記 一之二 - 翻刻

琉球人来朝記 一之二 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

右異朝の諸書に見へし処なり。 これより後の事記せしものは考へす。 此国の事。本朝の書に見へし処。これ も古への事詳かならす。五十五代文 徳天皇。仁寿三年。僧円珍《割書:智証大|師》 唐国に赴く時。北風にて流【*】されて流求 に到りしといふ事。元亨釈書に見 へたり。是本朝にして彼国の名きこ へし初にや。其後きこゆる事なくして。 東山の公方義政の頃。享徳三年 七月。琉球の使きたれり。《割書:これ則彼国|にて山南北》 《割書:を併せし。中山王思達か時なり。此時公方より|も書を贈(をく)られて。其礼にこたへられき。其書は》 【*、影印は「流」のサンズイ省画「㐬」に見える】