翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

八ツ目鱣因縁物語 3巻 - 翻刻

八ツ目鱣因縁物語 3巻 - ページ 15

ページ: 15

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【右丁】 【上段】 「まえのつづき」【矩形で囲む】 たれいふとなく ばんしうゟ きたりたる あく五郎といふ わるものゝ しわざ なりと うはさをきゝ さてはおや人 つね〴〵おんものがたり ありしちどりまるを ぬすみとりこくゑん なしたるよこしま あく五郎こそおやの かたきにうたがひなし かれがおぢ大八と いふもの當国 かしは木に ありと きゝしがかれ ばんしうを立のき おぢ大八かたへ 【左丁上段へ】 【下段】 ▲此やの あるじ 立出つ 二人が なんぎの やうすを 見て いたはし くや 思ひ けん いち やの やどり を かす べき と 内へ とも なひ けり 此人はこれ正じき 正作なりけり 正作ふたりを いたはりつゝ いろりの たき火に あたら せて 【上部男】悪 【下部女】み 【下部男】孝 【左丁】 【上段】 おもむかんとして此せき川へんに さまよひしにうたがひなしとにかく かしは木へたちこへかたきのやうす うかゞはんときやうだいは打つれ たびだちけり○かくてふたりの きやうだいがたびたちしはあきの すへなれどもゑちごはゆきのふりき所 心もそらもはれやらずかう〳〵ものゝ 孝太郎此ほどなげきのあまりにや とり目となりくれ六つよりは めくらどうぜんその身はもとより いもとみさほがいちばいくらう ゆき道のはかどらずはや入あひの くれ六つどき目かいの見へぬ兄がてを ひいてたどりしよるのみち ゆきはます〳〵 まくしかけ かんきはだへに ひえとほりあし手こゞへてあゆまれず 人ののきばにたゝずみてしばしやすらひ あにはいもとをいたはりいもとはあにを かいほうのつらいはなしのきこへてや▲ 【中段右】 ▼▲見れば おわかいに きのどくな 目のやまひ とうぢにでも おいでにや又は しなのゝ ぜんくわうじ◼ 【中段左】 ◼ぐわん がけの もの ま ゐりか この 大ゆき にたび のそら いづく いかなる お人にやと たづねければ 「つぎへつゞく」【矩形で囲む】 【下段】 しぶちやを くんで のませ などし ▼▲ 【男】正 【掛軸】命の親 【台】㊣