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【右丁】
【上段】
「まえのつづき」【矩形で囲む】
たれいふとなく
ばんしうゟ
きたりたる
あく五郎といふ
わるものゝ
しわざ
なりと
うはさをきゝ
さてはおや人
つね〴〵おんものがたり
ありしちどりまるを
ぬすみとりこくゑん
なしたるよこしま
あく五郎こそおやの
かたきにうたがひなし
かれがおぢ大八と
いふもの當国
かしは木に
ありと
きゝしがかれ
ばんしうを立のき
おぢ大八かたへ
【左丁上段へ】
【下段】
▲此やの
あるじ
立出つ
二人が
なんぎの
やうすを
見て
いたはし
くや
思ひ
けん
いち
やの
やどり
を
かす
べき
と
内へ
とも
なひ
けり
此人はこれ正じき
正作なりけり
正作ふたりを
いたはりつゝ
いろりの
たき火に
あたら
せて
【上部男】悪
【下部女】み
【下部男】孝
【左丁】
【上段】
おもむかんとして此せき川へんに
さまよひしにうたがひなしとにかく
かしは木へたちこへかたきのやうす
うかゞはんときやうだいは打つれ
たびだちけり○かくてふたりの
きやうだいがたびたちしはあきの
すへなれどもゑちごはゆきのふりき所
心もそらもはれやらずかう〳〵ものゝ
孝太郎此ほどなげきのあまりにや
とり目となりくれ六つよりは
めくらどうぜんその身はもとより
いもとみさほがいちばいくらう
ゆき道のはかどらずはや入あひの
くれ六つどき目かいの見へぬ兄がてを
ひいてたどりしよるのみち
ゆきはます〳〵
まくしかけ
かんきはだへに
ひえとほりあし手こゞへてあゆまれず
人ののきばにたゝずみてしばしやすらひ
あにはいもとをいたはりいもとはあにを
かいほうのつらいはなしのきこへてや▲
【中段右】
▼▲見れば
おわかいに
きのどくな
目のやまひ
とうぢにでも
おいでにや又は
しなのゝ
ぜんくわうじ◼
【中段左】
◼ぐわん
がけの
もの
ま
ゐりか
この
大ゆき
にたび
のそら
いづく
いかなる
お人にやと
たづねければ
「つぎへつゞく」【矩形で囲む】
【下段】
しぶちやを
くんで
のませ
などし
▼▲
【男】正
【掛軸】命の親
【台】㊣