翻刻
米にまぜめしとす上品(じやうひん)なり○夏枯(うつぼ)草うばのちと云ゆひきさわ
しかてとす○枸杞(くこ)○木通(あけび)の嫩芽(わかもへ)○忍冬葉(すいかづら)○木天蓼(またゝび)の葉(は)○藤(ふち)
わかめ皆よくにさわし用ゆ○五加苗(うこぎ)飢民(きみん)食毒(しよくどく)にあたりたる時
根を煎(せん)じて飲(のめ)ばいゆ○芡實(みづふき)おにはすのみなりくき葉皮をさり
食(しよく)すつぶは七八月/取(とり)おさめ飢(うゑ)に備(そな)ふ根(ね)はさといもの如し實(み)を粉(こ)
にしてはすの實(み)米(こめ)の粉(こ)にまぜだんごに作(つく)り食(しよく)すくきは三四月
食すあくゆにてゆびき食(しよく)す○蓮(はす)の實(み)つきくだき米にまぜかゆ
又めしだんごむし餅(もち)○蓮根(はすのね)をつきくだき汁(しる)をとり水(すゐ)ひし
かげ干(ほし)だんごもちにすべし○鼓子花(ひるがほ)あめふり花(はな)と云(いふ)根(ね)を掘(ほり)
きざみよくにてさわし麦(むぎ)にまぜかゆとす葉(は)も食(しよく)すべし久(ひさ)
しく食すべからず○香蒲(がま)がばのわかめ食(しよく)すべし根かわをさり
よくさらしゆびきて麺(めん)にひき餅(もち)とす○菰首(こもづの)がつごのめ也まこも
の根(ね)より生(しやう)ずるめなりかてとすべし子(み)はつきて米(こめ)麦(むぎ)に合(あは)せて
粥(かゆ)とす○蘆(あしづの)よしのめよしの子(み)なり春ほりてとるゆびき調食(てうしよく)
す根(ね)生(なま)にて食(しよく)す○菖蒲(しやうぶ)水にひたしあしき味(あしわい)をさり煮(に)て食す
切てあくゆにてよく煮(に)水をかへ二三宿(にさんや)ひたす○水芹(みづぜり)○昆布(こんぶ)○