翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒便覧 - 翻刻

救荒便覧 - ページ 32

ページ: 32

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ぬれごもをかけうすく土をかけ其上にて火をたくともいへり   ○米たくはへやうの事 ○籾(もみ)ともに置(おく)なり若(もし)米にて置(お)かばわらを俵中(たはらのうち)へ米と交(ま)ぜて 俵(たわら)にすれば米の性(しやう)損(そん)ぜさるものなりもみともに置き時々(とき〴〵)にす りて用ゆ糠(ぬか)藁(わら)は馬(むま)の飼料(かひりやう)とするなり又しぶかみへ包みおくもよし   ○塩(しほ)置(おき)やうの事 ○床(とこ)の上(うへ)は悪(あし)しすなの上に置へし若(もし)塩(しほ)に尽(つき)たる時は下の砂(すな)を 水に入(いれ)てこし水をつかへは塩水になるなり   ○同/味噌(みそ)の事 醤油(せうゆ)のかす糖大豆塩を合(あわ)せてよし又/兼(かね)て鰯(いわし)鰹(かつほ)まぐろあぢこの しろ等(とう)をたゝき塩(しほ)等分(とうぶん)に合せ塩辛(しほから)にして置(おけ)ば上(じやう)味噌(みそ)になる 今/海辺(かいへん)山中(さんちゆう)の味噌は皆/此(かく)の如(こと)しといふ   ○早汁(はやしる)調法( こしらへやう)の事 ○芋(いも)のくきなどを味噌せうゆにてよくにしめ能(よく)干(ほし)縄(なは)になひ 持(もつ)なり水に切込(きりこみ)煮ればよき汁になるなり大根(だいこん)のきり干(ほし)もよし   ○潮水(うしほ)にて食調(しよくこしら)へやうの事