翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒便覧 - 翻刻

救荒便覧 - ページ 34

ページ: 34

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○から麦(むぎ)一斗四升○小麦(こむき)一斗四升○大豆一斗二升五合○小豆(あづき)八升 四合○銭百文に付/生麩(せうふ)二升八合○八百文に付ひゑ糠(ぬか)一/俵(ひやう)○十六 文/大根(たいこん)一本○五十文ひば一/連(れん)委(くわ)しく農喩(のうゆ)に見(み)ゆ求(もとめ)てみるべし   ○凶饑(きゝん)悲惨(いたましき)の状(ありさま)を記(しる)しておこたりをいましむ ○享保丑年のきゝんに上方(かみがた)の豪商(かねもち)米うりきれたれば金持(かねもち)ながら 難義(なんぎ)せしことあるよし我(わが)つゑと云(いふ)書(しよ)に見(み)ゆ○宝暦(はうりやく)五のきゝん にある人/越後(えちご)の国(くに)へゆきしに流莩満路(にけさりゆきだふれ)多しある家(いへ)にたちいり 見(み)るに小児(せうに)二三人を柱(はしら)にくゝりつけたり何(なに)ゆへと問(とふ)にかつへ候ゆへ 兄弟(きやうだい)たがひにくひ合候に付かくするといひたりき○又/隣家(りんか)に て何かさはかしかりしかば何事(なにごと)ぞと尋(たづ)ぬれは箒(はゝき)うる翁(おきな)一飯(いつはん)を 乞しゆへめしにしゞみ汁をそへてあたへしにからとも狼呑(まるのみ)し て気絶せしとぞ湯河洲叟/語(かた)りき○食(しよく)もつなくては婦人(ふじん)の 乳(ちゝ)出(いで)ざればちぶさをくひ切(き)られ死(し)するもあり又は子どもかつ ゑ親(おや)に喰付(くひつく)もあればぜひなく櫃(ひつ)の中(うち)へいれ死(し)を待(まつ)て捨(すつ)るも ありしとぞ○天明のきゝんに百金(ひやくきん)を腰(こし)にせし浪人(らうにん)餓死(うへじに)せし 事(こと)ありとぞ金銀(きん〴〵)珠玉(しゆぎよく)うゑて食(くら)ふべからず寒(こゞえ)て着(き)るべからすと誠に