翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒便覧 - 翻刻

救荒便覧 - ページ 36

ページ: 36

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にこしきより取出(とりいだ)しさまし置(おき)昼(ひる)九時に日に干粉にはたき夫 より湯水等をたべ《振り仮名:不_レ申|もうさず》粉(こ)ばかりすき腹(はら)に飽(あき)候まで給(たべ)申候其 後(のち)は一切(いつさい)の食物(しよくもつ)を食(しよく)し申間鋪儀(もうすまじきぎ)と相聞(あいきこ)へ申候○但右の文に 大豆(たいづ)とばかり御座(ござ)候へ共/異国(いこく)にて大豆と計(ばかり)申候へば黒大豆(くろたいづ)に御座(こざ)候《割書:云| 云》 秋(あき)五穀(ごこく)皆無(かいむ)に御座(ござ)候へば翌年(よくねん)五月/比(ころ)麦(むき)出来(でき)候/迄(まて)日数(ひかず)多(おほ)く凌(しのき)かたく候 節(せつ)は右(みき)製(せい)し候に時節(じせつ)宜(よろし)く《振り仮名:奉_レ存|そんじたてまつり》候/右(みき)薬方(やくはう)の外(ほか)にも種々(しゆ〴〵)御座候へ共/相試(あひこゝろみ) 不_レ申候ゆへ試(こゝろみ)候方のみ申上候 天明七丁未年五月中澣 墾田永年 印 右官工凾人春田播磨 医師墾田永年右両人相試四十日/程(ほと)《振り仮名:無_レ障|さゝはりなく》 こらへ候よし   ○飢歳(きゝん)にて食物(くひもの)にあたりたるを療法(なをすほふ) ○解諸果菜毒方(くだものやさいのとくをげすはう)○童尿和乳汁服(どうぼんにちゝをませてのむ)○醋(す)をのむもよし○鶏(にはとり)の失(ふん) をやき細末(こまか)にしてのむ○頭垢棗大含嚥汁能起死人(あたまのあかきなつめのみをふくませしるをのみこめばしにんもいきる)○何(なに)とも しらず俄(にはか)に倒(たふ)れたる時(とき)○甘艸(かんざう)と薺苨(つりがねさう)を口中(こくちゆう)に入(いる)ればいきる○大便(たいべん) つまりたる時(とき)に○大黄(たいわう)一両/牽牛子(あさかほのみ)半両/細末(こまか)にして三匁/蜜(みつ)の湯(ゆ)に てのめばよし○又/蕎麦粉(そばこ)二匁半/大黄粉(たいわうのこ)一匁右二味ねる時(とき)酒(さけ)にて給(たべ)る ○続随子(ほるとさう)利大小腸下悪滞物(たいせうやうをつうじはらをさらへる)○《振り仮名:二便不_レ通|つうじあしきに》には桃葉(もゝのは)をつきしるをのむ