翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒便覧 - 翻刻

救荒便覧 - ページ 38

ページ: 38

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引(ひき)はなし半夏(はんけ)の粉(こ)を鼻(はな)の中(なか)へ吹込(ふきこみ)いきかへらばせうがの汁(しる)を のます一切/打身(うちみ)打傷(けが)してものいふ事もならぬは急(きう)に其口(そのくち)を開(ひら) かせあつき小便(せうべん)をそゝぐよし○卒魘死(おそはれしぬ)には韮(にら)の汁(しる)を鼻(はな)の孔(あな) へそゝぐはげしきには両耳(りやうみゝ)にそゝぐ○驚怖死(おとろきしぬる)によき酒(さけ)をそゝ ぐ○入浴暈倒(ゆけにあがる)に醋(す)一枚(いつはい)【杯】のめばよし睾丸(きんたま)へ水(みづ)かけるもよし○ 《振り仮名:雑物入_レ目|そうもつめにいる》に白蘘根(めうがのね)の心(しん)をつきくだき汁を目のうちへいる○ 蛇咬傷(へびにくはるゝ)に杠板帰(いしみかは)のくきはをつき汁(しる)としてのむ酒(さけ)も人々(ひと〴〵)の分(ぶん) 量(りやう)ほどのむ○毒蛇咬(どくしやのかむ)にはひきかへるをつきたゝらかしきぬに包(つゝ)み しはりおくすべて毒虫毒獣にかまれたるには三稜針(さんりやうしん)にてまはり をさして血(ち)を出(いだ)すがよし○《振り仮名:蛇蟠_二 人足_一|へびのあしにまき》つきたるは小便をしかけて よしあつき湯(ゆ)もよし○蛇《振り仮名:入_二 人竅_一|ひとのあなにいり》たるはなはにてしかとくゝり 尾(を)に灸(きう)をすゑ又は尾のさきをたちわりこせうの粉(こ)をいる○ 蜈蚣咬傷(むかてのかむ)には鶏胥(にはとりのたまご)をぬる又すべりひゆもよし野蓼(のたで)の自然(しぼり) 汁(しる)をぬる塩(しほ)をかみぬるもよし○蜂蠆螫傷(はちにさゝるゝ)に生蜀椒(なまざんせう)をかみ つける蛞蝓(なめくぢ)もよし芋梗(いもがら)をつけるもよし○《振り仮名:山行避_レ蛭|やまゆきひるをさける》に足(あし)へ 猪(ゐ)の膏(あぶら)をぬる煙草(たばこ)の粉(こ)をぬるもよし○䑕咬(ねつみにかまるゝ)に灰(ばい)あくにて洗(あら)ひ