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に冑を持せ足軽之羽織を其身着候て主従二
人に而退申候を太左衛門家来共見出し申候
に付一所に引まとひ放連候馬を取て乗せ命
を助け申候然処に善左衛門申候はけ様に落
人に成候時は具足甲をも怒き雑人に紛連候
か与く候間太左衛門にも甲冑を脱候得与達
而申候得共太左衛門おかしく存其方なとは
落人にて候間如何様にも被仕候得我等一手
は合戦に勝候て芝居を踏へ繰引に引申候者
か何迚左様に逃用意可仕候哉与申大笑仕候
太左衛門申候は今朝ゟ数刻之合戦に勞連て
味方には大軍之敵之中を通り本道を退なら
は敵に取包ま連云甲斐なく相果可申事口惜
く候飛き祢与広瀬之間山之尾崎と要害之能
所有是にて敵を待請今一度之最期之一戦心
地与く可致与其所へ行敵を待候て数刻居申
候其時分磯ゟ二丁斗沖味方之乗捨たる八端
帆之舟二艘有人は乗ら須波にゆられ居申候
を足軽自分之者に水練之達者有此舟を取に
飛下りておよき候得共西風に波を打か希〱