キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

切支丹御退治記 49巻. [2] - 翻刻

切支丹御退治記 49巻. [2] - ページ 105

ページ: 105

翻刻

 に冑を持せ足軽之羽織を其身着候て主従二  人に而退申候を太左衛門家来共見出し申候  に付一所に引まとひ放連候馬を取て乗せ命  を助け申候然処に善左衛門申候はけ様に落  人に成候時は具足甲をも怒き雑人に紛連候  か与く候間太左衛門にも甲冑を脱候得与達  而申候得共太左衛門おかしく存其方なとは  落人にて候間如何様にも被仕候得我等一手  は合戦に勝候て芝居を踏へ繰引に引申候者  か何迚左様に逃用意可仕候哉与申大笑仕候  太左衛門申候は今朝ゟ数刻之合戦に勞連て  味方には大軍之敵之中を通り本道を退なら  は敵に取包ま連云甲斐なく相果可申事口惜  く候飛き祢与広瀬之間山之尾崎と要害之能  所有是にて敵を待請今一度之最期之一戦心  地与く可致与其所へ行敵を待候て数刻居申  候其時分磯ゟ二丁斗沖味方之乗捨たる八端  帆之舟二艘有人は乗ら須波にゆられ居申候  を足軽自分之者に水練之達者有此舟を取に  飛下りておよき候得共西風に波を打か希〱