キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

切支丹御退治記 49巻. [2] - 翻刻

切支丹御退治記 49巻. [2] - ページ 20

ページ: 20

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 べき一刻も早く何様にも可斗と云て老女を  返し心中に思定免けるはむざと云土民に殺  さ連ては一向云甲斐無扁し何様腕之続ん限  り近く奴原を切臥て透間あらは抜切らん物  をと歯をかみて時を待処に彼老女亦平右衛  門か前に来り此度は悦面色にて御有様之由  に処気成を失申さんも如何成は助まいらせ  んとの相談也今は御心をと免給へと云中に  始之者共座敷に出て云けるは先程被仰聞趣  面々承届たれは御舩は返し可申乍去天草へ  之御渡海は如何に被謀とも叶まし亦御舩に  被置たる武具不残此方へ渡し給て其後御帰  国可有と也平右衛門重て云けるは大事を企  る輩には似合怒事を申者哉若方々か云に任  て武具一色成共残し置是ゟ久留米へ立帰は  天草へ赴く久留米之侍今度之一揆に被捕武  具衣裳迄被剝取天草へも終に行得春して者  ??筑後に帰りたりと下々迄に笑る扁し返  々此理を承引せよと云けれは一揆共吉田に  云詰ら連然らは仰に従て天草へ通し申さん