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之子孫へ対して無沙汰仕るなと重矩に申舎免
て討死しける也人は一言之情を思ふ事老大切成
る扁し板倉内膳正重矩は今時免て酒井雅楽
頭に追従せ須して酒井修理太夫をは我父之内膳
正か島原討死之時空望之一云を忠連す常に防寄
りけるを一家之事故雅楽頭聞伝へゆかしき人品
かなと目を付て夫ゟ段々に登用せし与也
又曰寛永に島原一揆之節諸手へ御旗本ゟ遣はさ
るゝ軍場御目付を遣さるゝに大坂戦功之人を遣
はさるゝかと存る處に思之外に若輩之中にて撰は連
し故古老之侍共欺笑て居ける處に何某与かや云
人も其任之中也き此人には酒井備後守忠朝 上
意之趣申渡しける何連も西目施し御請申上而其
辺には御籏奉行御鑓大将なと列座しけるに大久保
彦左衛門高声にて申たるは世は末に成たり若輩者
共か軍奉行之御目付之とて行き向ふ何事之功尓何
を仕出すへき座敷与軍之場は味各別にて料理
喰ふ様にはなき物そと嘲哢しける其声殊に高
かりけれは彼軍場御目付聞付けて其侭彦左衛
門か席に向ひ一と云二た云問答に及べとも可座之