翻刻!江戸の医療と養生

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養生長寿秘伝鈔 2巻 - 翻刻

養生長寿秘伝鈔 2巻 - ページ 60

ページ: 60

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【右丁】  聞(もん)に抱(かゝは)りて子(こ)の愛(あい)を忘(わす)れたる也 天(てん)より与(あた)ふ所(ところ)に  高下(かうげ)貴賤(きせんの)差別(さべつ)なきを見(み)て感(かん)ずべし上古(ぜうこ)は懐(くわい)【扁の「月」は誤】  妊(にん)すれば目(め)に悪色(あくしよく)悪行(あくげう)を見(み)ず 耳(みゝ)に婬声(いんせい)をき  (                                           じだらくこゑ)  かず席(せき)正(たゞ)しからざれば座(ざ)せずと斯(かく)母(はゝ)の見聞(けんもん)声(せい)  (                                           み きゝ こゑ)  色(しよく)まで正(たゞ)す是(これ)真(しん)の愛(あい)ならずや篤実(とくじつ)博学(はくがく)の師(し)  (   いろ)  に随身(ずいしん)すとも猶(なを)二六 時中(じちう)側(そば)を去(さ)らぬ親(をや)の示訓(じくん)  (                                                おしへ)  養育(よういく)肝心(かんじん)にてまた仮(か)りにも友(とも)をゑらみ交(まじ)はら  すべし皆(みな)是(これ)親(をや)の役(やく)なり。聖人(せいじん)の曰 《振り仮名:君不_レ君臣不|きみきみたらざればしん》  《振り仮名:_レ臣|しんたらず》。《振り仮名:父不_レ父子不_レ子|ちゝちちたらざればここたらず》。感得(かんとく)すべし    幼稚(ようち)養育(よういく)心得(こゝろへ) 【左丁】 一 貧賤(ひんせん)たりともいやしく育(そだ)つべからず 一 富貴(ふうき)たりとも心(こゝろ)のまゝに育(そだ)つべからず 一 上下とも憐(あはれ)み慈悲(じひ)無欲(むよく)をおしへ無慈悲(むじひ)気随(きずい)  利欲(りよく)戒(いまし)むべし 一 下(しも)たるは云(い)ふに及(およ)はず貴賤(きせん)とも正直(せうぢき)実意(じつい)を教(をし)へ名(めう)  聞(もん)無実(むじつ)を戒(いま)しむべし 一 上下 貴賤(きせん)とも善友(ぜんゆう)をゑらみ仮(かり)にも悪友(あくゆう)に近付(ちかづく)べ  からず 一 上下 貴賤(きせん)とも万事(ばんじ)美悪(びあく)好(す)き嫌(き)らひ聢(しか)と戒(いましむ)べし 一 常(つね)に上(かみ)を尊(たうと)み下(しも)を哀(あはれ)むを談(だん)じ且(かつ)孝道(こうどう)忠義(ちうぎ)を