翻刻!江戸の医療と養生

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養生長寿秘伝鈔 2巻 - 翻刻

養生長寿秘伝鈔 2巻 - ページ 80

ページ: 80

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【右丁】 自心(じしん)の外(ほか)に仏(ほとけ)なく    直(ぢき)に假教(けけう))をはなるなり  (                                  かり) 善悪(せんあく)不 二(に)の門(もん)開(ひら)け    邪正(じやせう)一如(いちによ)の道(みち)すぐに 無苦(むく)楽国(らくこく)の里(さと)に出(で)て   無体(むたい)の体(たい)を体(たい)として 行(ゆ)くも帰(かへ)るも我(われ)知(し)らず  問(と)ふも答(こた)ふも無言(むごん)にて 立居(たちい)起臥(をきふ)し作(な)す業(わざ)も   無念(むねん)の念(ねん)を念(ねん)として 謡(うた)はゞ謡(うた)へ舞(ま)はゞ舞(ま)へ  拍子(ひやうし)ぶ【不】拍子(ひやうし)おとも臭(か)も 皆(みな)是(これ)法(のり)の御声(みこゑ)なり     爰(ここ)に何(なに)をか求(もと)むべき 心月(しんげつ)孤円(こゑん)明(あき)らけく     当所(とうしよ)に現在(げんざい)するなれば 即今(そくこん)即是(そくぜ)此(この)身(み)儘(まゝ)     老(おひ)せず死(し)せず安穏(あんをん)快楽(けらく)   〇今(いま)そしる冬籠(ふゆごも)りせる草(くさ)も木(き)も花(はな)に 【左丁】    咲(さく)べき種(たね)しありとは   〇とひ答(こた)ふ言(こと)の葉(は)ごとにあらわれて それとも    見へず かくれざり鳧(けり)   〇発 心 和 讃 道(みち)は国家(こくか)を濡(うるを)す霊薬(れいやく)   草木(そうもく)国土(こくど)一時(いちじ)に実(み)のる 悟(さとり)は我身(わがみ)の蘇生薬(そせいやく)     二度(ふたゝび)生死(せうし)にあづからず   道(みち)は悟(さと)りの門(もん)より這入(はいる)  悟(さと)りは門(もん)の外(そと)より這入(はいる) 悟(さと)る悟(さと)りは悟(さと)りにあらず  未生(みせい)以前(いぜん)の父(ちゝ)の声(こゑ) 万経(ばんけう)万書(ばんしよ)道悟(どうご)の器(うつわ)    心上(しんしやう)厳師(げんし)一 字(じ)を仮(か)らず 信(しん)の一 字(じ)は国家(こくか)の財器(さいき)  万徳(ばんとく)万 法(ほう)是(これ)より生(せう)ず