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コレクション: 狂歌と狂詩

柳の糸 - 翻刻

柳の糸 - ページ 5

ページ: 5

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          上毛 高崎 紅梅に殿のつくならといろ〳〵と すきぬる梅は柳といはなん     平花菴雨什 いさまはや年を越政の雪まりも 春の心はとけ〳〵として      配盃堂里人 春雨のしけあるとてや春柳の かたまる糸にまたふしもあり    以分堂為貞 天の戸?にのほる朝日もつる〳〵と ちよもかはらぬ春のあけほの    烏川亭舎人 初春は蜑もいさりに引かへて あらたにはりし年徳の棚?     葉梨種成 手綱ほと柳の糸の長きには まかれて遊ふ野辺の春駒      草刈笛井 川水にひたさぬ枝も春雨に そゝきて青ききりこふ柳      秋草菴月丸 大海の水底てらす初日影 あはひの玉の春のあけほの     音葉亭井丸 尾張路や春になるみの浜ぬしか まひの袖かとかすむ朝風      一行亭近道            同 安中 うくひすを十分にきく宿にまた 梅はかきねの外のたのしみ     中仙堂山道 咲花の色をはやみにかこひもの めにかゝらてももるゝ梅か香    弦掛亭升?成 そこらあたり岸の柳のくはるめを 忍ひてあさる鷺のぬきあし     松風舎里住 つき入の小豆の餅をひしなりに 紫たちし春のあけほの       漸々亭紫暁? とく若の春はかはらす万歳に 名ある太夫の松たてる門      知足菴吾唯