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コレクション: 狂歌と狂詩

柳の糸 - 翻刻

柳の糸 - ページ 9

ページ: 9

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さく梅にまつ先かけて鶯の 高ねをつける千金の春     自団坊 とその酌とる薬子か春風の 軒端につける梅かかはた?け  町方住 けさははや礼者とゝもに門〳〵へ 風のきなせる梅かかみしも   貫川厚記 佐保姫の押絵とみえて青柳に 髪やめはなをつける春の日   松梅亭広丸          下毛 足利 うれしやな己か老木も咲かくす 若枝の梅の花笠にきて     機音高 花桶のそこともしれぬ春の夜の やみをもりくる軒の梅か香   柳雪風 さほ姫の衣をはるの野にかけて 花を縫とる青柳の糸      木公亭 鶯の口に果報や持ぬらん たれも寝て待春の曙      野中直道 野辺に引霞の衣の綿なして ゆき間〳〵に若菜つむなり   若菜道澄 影うすき春の朝日に山鳥の をのへの霞隔てそたつ     紋織輔 けふ春のくるまにかゝる霞とて 出しきぬのこと引はえにけり  山恒?鈴也         伊豆 三島 けさ春に花やきけらしはたち山 年をつふりの雪のしらかも   巣鳩居為成 うつくしくむすへはかよふ風の手に さらりとほとく青柳の糸    山手高見 ほん〳〵と打わらはする万歳の 鼓のかはの春はきにけり    算盤玉守