翻刻
弓(クウ)矢(アイ)靭(イカヱツプ)図 鏃は熊笹の本を以製す烏頭【うず=トリカブト】を搗爛し如図
ぬりて魚獣の肉中に射込は忽然として斃る
本草烏頭の条下に曰韃靼にて毒箭を用
ゆるよし按するにカラフト島より製伝るか
ヲソル
絃 テキノシケ
マスム
シヤパ一曰ペナシ
ルノム
マカニ 鹿角ヲ以製
カンシ
桜皮(カリンバ)ニテ
巻タリ
靭を婦人の
宝器と
称す
袖中抄曰
あさましや
千島の
ゑその
つくる
なる
毒気の
矢こそ
ひまは
あるけれ
顕眼云毒気の矢とは
おくのえひすは鳥の羽根の
くきに附子といふどくをぬりて
甲のあきまをはかりてゐると
いへり附子矢といふは是也
夷名ラルマ二筥館
近在ヲコノ木といへり
弓材也飛騨国迄は
一位の木といふ
笏に製す
一日あらゝ木